Mt. Fuji

初めての富士登山、ご来光動画

大好きな富士山。

私のパワースポット。

悩んでいて辞めたくて仕方がなかった会社を辞めて、次の職場が決まって間に何日か暇を持て余していた時にふと、そうだ富士山に登ろうと思いついた。

事前準備なんてなし。

無謀なことはわかっている。

でも行ってだめなら帰ってくればいいさ。

靴は合わないと嫌なので、ABCで1番安い登山靴8000円位?のを購入。

リュックはしまむらで買った1000円のかばん。

ステッキは登山が趣味の友人に借りた。

たしか服はすべて乾きやすいという素材のユニクロのもの。

日よけの帽子はドンキで買った1000円ほどのUVカットの帽子。

あとそれ以外のものは購入しても使う機会がなさそうな頭につける懐中電灯や泥除け、雨具などはすべて5合目でレンタル。

山岳ガイドさんと登る、ひとり参加OKの女性のみの1泊2日のバスツアーに参加した。

 

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8合目で夕食と仮眠、下山後にご褒美温泉?!が付いてくるバスツアー。

結局この回は一人参加の女性はいなかったけれど、知らない女性たちが話しかけてくださりこういう一期一会のお付き合いに感動。

キャンディーをくださったり、気遣いや優しさが嬉しかった。

途中、肺がものすごく痛くなってふらふらもうろうとしていたけれど、人間で大渋滞の中こつこつと気合で登りすすむ。

仮眠後の真夜中3時頃、7合目で最終決断をガイドさんに迫られた。

私に最後まで登れる気力が残っているかと。

やはり事前練習していなかった私を見抜かれていたのだろう。

9合目前後の距離やきつさなんてわからない。

団体行動なので、周りに迷惑をかけるのならここで断念しますとしか言いようがなかった。

でも頑張れるのならフォローしますと言ってくださり、登る決心。

行けども行けども夏の富士山は人間で大渋滞。

 

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ガイドさんの機転で、このまま渋滞にはまるとご来光を見逃すので下山ルートから登りこみますと。

下山ルートは登山ルートのごつごつした岩山でなく、砂道さらさらなのですべりやすく急。

しかも真っ暗なので、すごく怖い。

ステッキと頭につける懐中電灯を持っていて本当に良かった。

そしてみんなに9合目で1度立ち止まり、山に座りライトを消してくださいとガイドさんが突然言って来た。

空を見上げると、観たことがないほどの満天の星空。

まるで月と同じ目線にるような錯覚。

生まれて初めて見た流れ星。

凍える中、涙が出そう。

呼吸が苦しくて肺が痛い中、少し休憩しては登ってを繰り返し、いよいよ頂上へ。

朝日に間に合った。

太陽が顔を出す直前、一瞬静まり返るような暗闇に包まれる。

 

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そこから一気にまぶしいほどのお日様が昇る。

 

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写真だけでは伝わらない風の音とともに動画を楽しんで。

 

 

とにかく風が強くて寒い富士山頂。

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団体行動で、登山慣れもしていないし、とにかく肺が痛かったので自由参加のお鉢巡りは断念。

山小屋で温かいものを食べて、写真と動画を撮ってぼーっと見とれているとあっという間に下山時刻。

バスツアーなので時間に限りがあり、もたもたできず砂道の下山ルートを急いで降りる。

一生に一度くらいは富士登山。

本当に登って良かった。

ちなみに意外だったこと。

携帯の万歩計で計っていたのだけれど、あんなに苦しんで辛かった5合目からの富士吉田の登り道は、たったの1万歩強しかなかった。

そして運動も練習もせずにぶっつけ本番で登った私は、2~3日は身体中ばっきばきの筋肉痛になったのは言うまでもない。

 

 

 

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